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プランニング

ユニバーサルカラーのプランニング

ここでは実際にユニバーサルカラープランニングを行なう際の流れを見ていきます。

カラープランニングを行なう際にはカラーカードを準備します

まずカラープランニングを行なう際の大前提として、何か一組のカラーカードを持ってその色票で提案を行なう必要があります。
これはプランナーとクライアントの間で例えば「樹の幹の色」とか「あの空の色」といったやり取りをしたとしても、実際にはその色は何万色もあり得ます。そこで微妙な色を正確に表現でき、双方がイメージしている色のズレをなくすためにカラーカードを使用し、また、このカラーカードはカットできるため、これをカットして張り合わせることで提案色(提案する色の組み合わせ)も作成することが出来ます。

なお、コンピューターでも多様な色を出力することが可能ですが、同じRGBを持つ色でもモニタ画面・プリンタによって表示される色が異なってしまうため、今の段階ではコンピュータ画面を用いて微妙なプランニングを行なうことは避けるべきでしょう。

ユニバーサルカラーシステム一覧表を使って色相グループをつかむ

ユニバーサルカラーシステム一覧表は、例えばアンビアンスのカラーカードでは次のような配列になります。
ユニバーサルカラーシステム一覧表画像
ウォームソフト、ウォームハード、クールソフト、クールハード、それぞれのグループ同士は相性が良く、ジョイントカラーは統計的にウォームとクールの両方を感じさせる色ですので、いずれの色にもジョイントの役割を果たす共通色です。

このユニバーサルカラーシステム一覧表を使って、アンケート調査等を行なってオーナーの好みを把握したり、周辺の環境調査等から提案配色の基準の位置、そして大体の色相のグループをつかみます。

例えば建物の外壁の場合を例に取ると、

  1. 周辺の環境に留意し、その場所・その土地の土の色・文化・歴史なども考慮します。
  2. まず主カラーを大自然(水・緑・大地・樹の幹の色)の中の不動の色から選びます。
  3. 次にサブカラーを選びます。
    主カラーをウォームで選んだ場合はウォームのグループから、主カラーをクールで選んだ場合はクールのグループから、提案にふさわしい色(サブカラー)を選びます。これぞこの建築にふさわしい色ということで選びます。

配色提案

その中から用途によって、ゆったりしたいのなら同系・類似・グラデーションの配色を選び、遊びや動きのあるものを求めたいならコントラストの配色を使います。

配色提案画像

このAプラン、Bプラン、Cプランの中からその建築に最もふさわしい使用目的のものを選びます。

「美しい」という基準は人それぞれ異なりますが、「心地よい」とか「快適である」とか「違和感のない」色の組み合わせは、ほとんどの人の心が一致し、多くの場合、大自然の普遍的法則の通り、ウォーム同士、クール同士なら快適な調和と感じます。

これらを総合するとおのずから色の提案色は1案か少なくとも2案しか出てこないものです。
自信を持って私が提案できるものはこれしかない、というただ一つに絞れます。

この方法はインテリアにもファッションにも応用できます

街並みにおける快適色を世界20カ国、日本20都市から選びアンケートを採ったことがあります。
その結果は色相が同系か類似トーンが同じというものがベスト10に入ることが多く、ウォームはウォーム同士の色がやはり快適の条件でした。

熟年ファッションの快適色をもとめての調査(女性/銀座・巣鴨・赤坂・ホテルなど500人を対象にした調査)でも、そして熟年男性のスーツ・スポーツウェアの調査(東京・横浜・千葉の方たちへの調査)でも、若い女性のファッション調査(お洒落な町、銀座・代官山・自由が丘でのベスト10調査)でもすべて同系色か類似トーンがベスト10に入り、ワーストは色相・トーンともにバラバラのもの、ということが分かっています。
やはり人間も、人の肌を含めて洋服・小物も、ウォーム同士、クール同士で統一すると心地よく素敵に感じられ、魅力あふれる人となるのです。