VOL..Y


南アメリカ編


南米大陸の太平洋岸のほぼ中央に位置するペルーは、面積約129万kuで、日本の約3.4倍。国土を南北に走るアンデス山脈により、海岸地帯、山岳地帯、森林地帯の3地帯にわけられます。ペルーの古代文明は、インカ帝国により結実しましたが、エル・ドラド(黄金)の夢にとりつかれたスペイン人のフランシスコ・ ピサロにより1533年インカ帝国第13代皇帝アタワルパは処刑され、アンデスに君臨し繁栄を極めたインカ帝国は滅び、その後約300年にわたるスペインによる植民地支配を受けました。






ペルーは、独立後も政治的、経済的に困難を極めましたが民主主義政権になり現在にいたってます。スペイン統治時代の面影と近代的な街並みが混在する人口600万を擁する南米屈指の大都市、首都リマ、13世紀から16世紀にかけてアンデス一帯を支配したインカの首都クスコ、謎の空中都市マチュピチュ、数々の伝説を持つ神秘の湖ティティカカ湖そして熱帯ジャングルアマゾンへの入り口イキトスなど世界各地からの旅人を表情豊かに迎えてくれます。




標高3300mの盆地に赤やターコイズの屋根の家並が広がる現在のクスコは、スペイン人が築いたものでありますが建築物の土台にインカ時代の堅牢な石組がみられます。人口14万余りの大多数がインディオです。急峻な山間をウルバンバ川が流れインデイオの集落が点在します。太陽の光がさんさんと降り注ぐ山肌には、とうもろこしやじゃがいもを栽培する階段畑の石組が続きインカ時代より盛んに行われていた農耕生活が昔と変わらず営まれています。




アンデスの美しい田園風景と山並みは日本の山村を思い出させてくれて、どことなく懐かしさを覚える光景であります。そこに、生活する農耕の民は、褐色の肌、黒い髪、黒い瞳を持っています。そして、彼らの身につける洋服は、赤、青、黄色など色鮮やかな原色です。大地に色が少なく、天然の色の町です。また、自然環境が厳しく、人々が活気を求めてビビッドな色をその衣服にそして暮らしに求めたのでありましょう。ペルーは、アフリカとともにウオームハードの色彩を持つ国であります。




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