VOL..U]Y


タイ・カンボジア・ベトナム編

年末年始を利用してベトナム、カンボジア、タイを旅してきました。ホーチミンはベトナム南部サイゴン川の西岸にあるベトナム最大の都市で南ベトナムの首都で、経済都市であります。そのホーチミンの中でもベトナム最大の観光スポット、旧大統領官邸を見学しました。1873年にフランスのコーチシナ総督が住む為に造られたNorodome Palaceが元でその後1954年に南ベトナム大統領とその家族が住み政府の執務をここでとりました。1976年7月屋上に北ベトナム旗が掲揚され、ベトナム戦争が終結したというハノイ政権の勝利の象徴です。統一会堂、永巌寺などを訪れた後、民族衣装も色鮮やかなアオザイでの舞踊を楽しみました。

ベトナムの公共建築物は一様に、黄色で塗られていました。近代的なビルはガラスとコンクリートの建物で特に変わった印象はありませんが、中小の建物はカラフルな建物が多く見受けられました。お金ができると塗装をして目立つ色に塗り変えるというのが成功の印なのかもしれません。ベトナムでは結婚式は赤かピンクで、葬式は紫や黒、楽しい時に使う色は黄色とベトナム独特の色の使い方をしていました。









ベトナム航空でカンボジアのシェムリアップへ移動してアジアの至宝、12世紀にスルーヤヴァルマン二世により建造されましたヒンドゥーの壮大な墳墓であるアンコール・ワットの巨大遺跡を見学しました。五つの塔が重なり合い壮大なスケールを誇る姿は本当に素晴らしい眺めです。そして壁一面を埋め尽くすレリーフが写実的で実に手が込んで細密な描写であります。傾斜のある階段は険しくそこを訪れる人々へ試練を与えていました。中央の中央祠堂は、ヒンドゥー教における宇宙の中心、神々が住むという須弥山を模した塔で「天空の楽園」を表し、天高くそびえたっています。シェムリアップではこの他アンコールトム、タ・ブローム、バンデアイ・スレイなど数々の見事な遺跡群を見ることができました。

カンボジアではアンコールワットよりも高い建物は建ててはいけない事になっているそうです。赤レンガの屋根とクリーム色の外壁の家が多かったのですが特に決められた色だからという訳ではありません。ホテルも学校も建物はこの色が多かったです。一般の人達の住居はというと藁葺やトタンの屋根の高床式の家であります。電気も水道もない暮らしが未だに営まれています。しかしながらバナナの林に囲まれとてもゆったりした暮らしをしています。市場には品物が溢れ人々の表情は生き生きしていました。













シェムリアップより空路バンコクへと移動し、バンコク市内と水上マーケットを見学しました。タイは豊かな緑と水に恵まれた国であります。ヤシ、バナナ、マンゴーが年中実っています。食生活は豊かですが庶民の生活レベルはまだまだ低く1ヶ月1万円位の給料で暮らしているそうです。しかし、水上マーケットも25年前と比べ、両側に立ち並ぶ家々を見ると立派な家もたくさん建てられ暮らしが豊かになって来た事が伺えました。船の行き来のほとんどが観光客であり、物売りのための船は意外と少なかったです。道路も比較的整備されていてバスも高級なバスが多く走っていましした。カンボジア、ベトナムと比べると人々の生活基準の高い事がよくわかりました。農村地帯の家は別としてコンクリートのアパートがたくさん建てられ工場も近代的な建物が見られました。ガソリンスタンドは世界共通のようで白い建物に赤青のコントラストで塗られていました。ローズピンクの建物もあり、色は、様々ですが気温の高い国のせいか白い建物が多かったようです。看板も青黄緑と色とりどりでした。高層ビルは、グレーや白が多く、また緑のガラスが好まれているようでした。人々の生活の色は、タイシルクの鮮やかな美しさと比べると彩度が低く地味な印象をうけました。


















ベトナム、カンボジア、そしてタイを巡りながら過ごした年明けでした。バンコクは「アジアのベニス」と呼ばれる程水が豊かな所です。クルンテーブ(バンコク)のメナム(母なる川)は正式名をチャオプラヤ川と言いますが、高層ビルのオフィスが連なるバンコクの大都会の真ん中を流れています。夜のイルミネーションきらめくチャオプラヤ川は昼とは大きく異なり別世界のようでした。特に金色に輝くワット・アルン、暁の寺は(三島由紀夫の「暁の寺」でも有名)高さ75mの巨大な仏塔を持つトンプリー王朝の守護寺院でその美しさは、目を見張るばかりでした。その川と次々と打ち上げられる花火を鑑賞しながらのカウントダウンパーティは新しい年の幕開けを実感させてくれました。













Back