Vol.U]X


インド編


インドは、道路には、人、自動車さらにはヒンドゥ教で神聖な動物とされる牛が溢れごちゃごちゃと混みあい過密と喧騒の中に雑多な色が氾濫する都市である。一見貧しい街並みだがインダス文明に始まる4000年の歴史を有し多種多様な民族・言語・文化を持つ国である










大理石の産地であるインドは、世界遺産に認定されている建物のほとんどは、硬質インド砂岩と大理石の建物である。広大な土地に13億の人々が暮らしているが目に入る建物のほとんどの庶民の住宅は、埃がかぶりレンガを重ねた上の漆喰をのせペイントしている。美しさとはほど遠い汚れ色の建物がほとんどである。商店は、間口3mほどのところに生活必需品が溢れている。穏やかな人々の顔を見ると貧しいというより国民性というか気候風土に合わせてそう齷齪働かず、ゆったりと時間を過ごし自分のできる範囲の幸せを保って暮らしている様に見えた
















ヒンドゥ教徒にとってガンジス川は、聖なる川で、生涯に一度ここで沐浴すれば体の汚れ、心の汚れを落として全ての罪が浄められ違灰がガンジス川に流されれば輪廻からの解脱を得られると言われているがここで沐浴をする人々は、緑色に濁った水に土や緑のエッセンスを感じているのであろう。インドの精神性を大事にする世界を垣間見た一時であった。























インドの女性といえばサリー姿をイメージするが1枚の布をキレイに襞を作りながらくるくると体に巻きつけるだけ。サリーの美しさは、襞の取り方と肩から流す布の模様、色の美しさにあると思う。素材としては、木綿や絹、最近は化学繊維のものもある。生地は、無地のものから刺繍、金糸銀糸の縫い取り絣、更紗、それにウール混までおよそ世界中のあらゆる種類の布が揃っている。サリーを見ればその人の出身地からどのカーストに属すかまでわかったそうだが、インダス文明の発掘品から読み取れる古代の衣装が布を巻くサリーのような物でそれがインド全土に広まったそうだ。何しろ美しく着こなしていました。土色の庶民の暮らしの中で唯一美しい色はサリーの色でした。老人だから地味な色という事ではなく老婦人もきれいな赤ややピンクを着ている。同系でほとんどまとめられて、反対色を使っている人は、稀ではあるがそれでも見事にカラーコーディネートされている。サリーに存在しない色彩は無かったというのがこの旅の収穫です。楽しみごとの少ない暮らしの中で唯一身近にできるおしゃれを楽しんで自分も周囲の人も楽しませてあげて美しいサリーの彩りが暮らしや人々の活力に繋がるのであろうと感じました


















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