カラーリストが活躍する場はさまざまですが、一般にカラーリストの
仕事で知られているのはパーソナルカラーの分野です。
パーソナルカラーとは一言で言うと「個性を生かした似合う色をみつける」ということです。私たちは、「顔じゃないよ心だよ」と長年言い続けてきましたが現代のようにどこへでも車や航空機で出かけられる世の中になると
昔のように一ヶ所に長く暮らし少数の人とじっくり付き合うことが少なくなりました
日々新しい出会いの中で心を開いて付き合える人はほんのわずかです。出会いの数秒で「素敵な人ね」「お洒落な人ね」という外見から「優しそう」「ちょっときつそう」という内面までその人の顔色で第一印象を決めています。その上、「仕事ができそう」「好きになれそう」と、自分にとって重要な人生の選択にあたる部分まで判断しています。
電光石火のように第一印象でその人の人となりを決めているのです。外観は、その人の看板のようで、私はこういう人なのとメッセージを発信しています。「ボロを着てても心は錦」とは、昔のじっくり型の時代には通用しましたが、今では通用しなくなりました。服や顔つきは自分のものですが、他の人のものでもあるのです。


パーソナルカラーでは、服を選ぶときに自分の好きな服を選ぶより、自分に似合う色を選ぼうと言っています。従来の服選びは、自分の個性と離れた部分で、服やアクセサリーの組み合わせを色が好きだから、値段が手頃だから、とか型が良いから、などの基準で選んできました。
似合うということは服が顔のそばに来たとき、その人の顔うつりが良いか、個性が生かされているか、イメージにあっているか、ななどがクリアーされてはじめて似合うということなのです。色は、どんな色でも必ず他の色と一緒に視界に入ってきます。そして、それぞれが影響しあって違って見えるという性質をもっています。


黒人の歯は白く 見え、舞妓さんの白塗りの顔の歯は、きれいに見えません。このことは、黒人の人は、いつも美しい歯を保って、白塗りの人は、そうでない訳ではなく、黒の隣にくるものは、白く、白の隣にくるものは、黒く見えるという色彩の現象によるものです。この色の不思議な現象を利用して顔うつりの良い服のコンサルテーションするのがパーソナルカラーリストです。
赤が似合うとか、黄色が似合うとかではなく、同じ赤でも朱赤が似合うのかワインレッドが似合うのかを決めるのです。人の顔色は、絶対評価で良い顔色と悪い顔色は決まっています。ピンク色に輝き、血色が良く透明感のある顔色は、良い顔色で、黄黒かったり青白かったりする顔色は悪い顔色です。肝臓の悪い人は黄黒く、貧血の人の顔色は、青白いのです。服の色で健康美に輝いたり、貧血気味に見えたりします。色彩で生き生き見えたり、つまらそうに見えたりするのであれば
そのテクニックを知らない手はありません


パーソナルカラーは1974年にアメリカでビジネス化されました。
1984年にキャロル・ジャクソン女史により日本に紹介され、極東担当講師の
ドリス・プーサー女史により日本でレクチャーされました。自然界にもそれぞれ固有の色があるように、私たち人間も一人一人遺伝子の違いによる肌の色、瞳の色、髪の色と個性豊かな色をもっています。その上人間だけの文化と言えましょうか、衣服を重ねて、自由な自分を創り上げることができるのです。
「外見じゃないよ、中身だよ」などとは言ってはいられません。外観をその人らしく整えると、他の人が心地良く感じてくれます。好きな色に他者が好む方向性をキャッチする、いいかえれば「自分を知って生かす」ことがパーソナルカラーを知る第一歩です




お客様から一言


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